時を経ても色あせない「言葉」がある それはかけがえのない英雄の記憶

サッカーの名言

岡崎慎司

俺が触ったらあれかなと思って

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代表通算得点が現役トップで今もなおその記録を更新するストライカー岡崎慎司。
彼ほど徳の高いサッカー選手がいたであろうか。

親善試合のウズベキスタン戦。
若きエース、柴崎岳の放ったシュートはキーパーの頭上を越え、ゆっくりとゴールへ向かっていった。

そのボールを岡崎は必至で追いかけた。
そして、相手デフェンダーをブロックして、自分は触らずに、ボールをゴールへ導いた。

俺が触ったらあれかなと思って

自身は体を張り、ゴールネットに絡まり、無様な姿を見せてまで後輩にゴールをプレゼントしたのだ。

新監督のハリルが来てからの2試合目。
31人という選手が代表に呼ばれるサバイバルで川又や永井などライバル選手が多いFWの争い。

サッカーでも特にフォワードは口が酸っぱくなるほど「結果(つまりゴール)が全て」と言われる。

そのゴールという記録を一つ減らすことは、なかなかできることではない。

ハリルホジッチ監督もこのように大絶賛し、ライバルたちに大きく差をつけたのは言うまでもない。

わざと柴崎に点をとらせた。素晴らしいし、珍しいし、どこにも存在しない。おそらくこれが一番スペクタクルかも。チームのために、彼はああいう行動をした

日本のサッカーは狡猾さ(マリーシア)が足りない、ハングリーがない等、他国から揶揄されることもある。

だが、徳を捨ててまで勝つ必要があるのだろうか。
結果よりももっと大切な物があるのではないのだろうか。
結果のために醜いサッカーを続けていたら、コンテンツとして成り立たなくなる。

それを岡崎が教えてくれた。

後輩にフリーキックを蹴らせない中村俊輔や
仲間のPKをぶんどる本田圭介。

それがハングリー精神と言えるのか?
いや、余裕がないだけだ。

仲間を思いやる気持ちを捨てて個人プレイに走る選手の先は長くない。

そこで度量の違いを見せた岡崎のプレイは称賛に値する。
岡崎の記録ではなく記憶にのこるゴールだった。

-岡崎慎司

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